Linkage

2020.2.14

日本初!リンケージが女性向けプレゼンティーズム改善支援サービス「FEMCLE」を発表!

約100健康保険組合・約400万人の法人向けオンライン健康支援事業基盤を活かした新サービス

株式会社リンケージ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 生駒 恭明)は、当社が持つ約100健康保険組合・約400万人の法人向けオンライン健康支援事業基盤を活かしたフェムテック分野における新サービスとして、女性向けプレゼンティーズム改善支援サービス「FEMCLE(フェムクル)」を2020年春よりサービス提供開始することを発表します。

FEMCLE

FEMCLE開発に至る背景>

・働く女性の約80%が月経困難症(生理痛)、PMS(月経前症候群)で仕事や日常生活に影響があると答えている。(日本産科婦人科学会調査)
・働く女性の不調の原因の多くが月経困難症やPMSであると答えていることに対し、男性管理職の多くはその理由をメンタル疾患によるものと理解しており、女性特有の健康課題への理解の低さが浮き彫りになった。(経産省調査)
・ワークライフバランスの改善に向けて法律や制度が拡充されているが、女性特有の健康課題に対するサポートが不足している。(経産省調査)

「プレゼンティーズム(Presenteeism)」とは、従業員が出社していても何らかの体調不良のせいで本来発揮されるべきパフォーマンスが低下している状態のことです。その中の一つに女性ホルモンを起因とする体調不良とパフォーマンス低下には社会的・組織的なサポート機能が少なく、大きな損失となっていることがわかってきました。

FEMCLEはその課題に取り組む企業および健康保険組合の健康経営の実現を効率的、効果的にサポートするための各種機能を提供します。働く女性が不調について正しく学び、あわせて男性社員が女性の健康を理解することで、女性が働きやすい企業文化を醸成し、必要とする女性が医療へアクセスしやすい環境を整えます。FEMCLEは、2020年春のサービス提供開始に向けて、問い合わせおよび利用申込の受付を開始しており、既に10を超える企業/健康保険組合に導入を検討いただいております。

女性向けプレゼンティーイズム改善支援サービス「FEMCLE」ブランドサイト:
URL: https://linkage-inc.co.jp/femcle/

株式会社リンケージの実績および帝人株式会社との資本・業務提携について

株式会社リンケージは2011年の創業以来、健康保険組合や企業、自治体に対して先鋭的な健康増進施策を提供してきました。2013年からはICTを活用した日本企業の海外駐在員向け健康支援サービスの提供を始めたことを皮切りに、2015年にオンライン特定保健指導サービスを立ち上げ、また、2017年には業界に先駆けてオンライン禁煙プログラムの提供を開始するなど、医師・看護師・保健師・薬剤師・管理栄養士等の社内外の医療従事者や、大学、官公庁の協力者とリンケージ(連動)しながら、オンライン健康支援事業のパイオニアとして事業を創造してきました。

その結果、現在は約100を超える健康保険組合(加入者数合計約400万人)にオンライン健康支援サービスをご利用頂いており、日本最大規模のオンライン健康支援サービスを提供するプラットフォームとして成長しています。また、新規事業であるFEMCLEの立ち上げも見据え、昨年10月に帝人株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長執行役員 鈴木 純)との資本・業務提携を結び、様々なオンライン健康支援事業の事業開発に取り組んでいます。

「FEMCLE」で「もっと、人生を楽しむ時間を」

私たちリンケージは「与えられた寿命を最期まで健やかに」というミッションを掲げ、「女性の身体とサイクルを理解することで痛みや不調を我慢するのではなく、毎日をもっと快く、もっと自由に挑戦できる。そんな毎日が当たり前の女性が増えたら、きっと世界は変わる。毎日が心地よいを当たり前の世界に。」という思いを持って、人がよりよく生きる世界を目指して、女性の痛みに少しでも寄り添いたいと願い、FEMCLEを立ち上げました。

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「FEMCLE」は女性ホルモンに起因するプレゼンティーズム改善に向けて、必要な「きづく」・「まなぶ」・「つなげる」の3つの分野に関連したサービスを一元的に提供します。具体的には「WEB上の問診による見える化」や「E-learningやセミナーでリテラシー向上」「統一的な組織診断」など下記の10のサービスを提供することで、プレゼンティーズムの組織的な改善を継続的に支援できます。

また、その過程で「ご本人のリテラシー不足で問題と認識されていない」や「産婦人科への受診&相談のハードルの高さ」などを原因として、本来は医療機関の受診を必要とする方々を把握し、受診勧奨を行うことができます。必要な方が医療にアクセスすることで直接的なプレゼンティーズムの改善が期待され、予防医療や疾病の早期発見にもつなげることでQOL向上を目指すことが可能です。なお、事前に行われた大手企業におけるテスト導入では、参加者の満足度が約90%と非常に高い結果であったと共に、参加者の約70%が要受診であることが判明し、プレゼンティーズム改善に向けて課題を明確にすることができました。また、トライアルにご参加いただいた方からは企業/健康保険組合に対する感謝の言葉をいただくなど、会社に対するロイヤリティや仕事へのエンゲージメント向上に繋がる取組となりました。

さらに、FEMCLEはプレコンセプションケア(妊娠の準備)にも繋がる取組になると思料しております。

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代表取締役CEO生駒恭明からのメッセージ

株式会社リンケージは前述した「与えられた寿命を最期まで健やかに。」に加えて、「人の可能性を信じる。」「しあわせの輪をひろげ続ける。」の3つの使命を掲げ、テクノロジーと医師等の医療従事者や研究機関、官公庁をリンケージ(連携)するにことによって、人が人に寄り添った健康支援サービスを提供することをミッションとしているヘルスケアベンチャーです。

女性の労働参加という視点で見ると、先進諸国に比してゆっくりと進んでいた日本人女性の労働参加率もついには米国を抜き、2019年には働く女性が3,000万人を突破しました。また、2019年に生まれた子どもの数は、はじめて90万人を下回りました。私の祖母の世代や母親世代を思い返してみても、私と同世代の女性のライフスタイルは随分変化したなという印象を持っています。現在の働く女性は出産回数の減少と初経の早まりにより月経回数が増えたため、子宮や卵巣が休まることがなく、月経トラブルなどの婦人科系の不調を持つ女性が増えています。また、仕事も落ち着いていざ“子どもを産みたい”と望んだ際に大変な苦労を経験する女性が増えるなど、日本全体で社会的にサポートしなければならないという想いを持つに至りました。

その上で、企業や健康保険組合が取り組むべき女性活躍推進とは何か、また、リンケージとして提供すべきサービスはどのようなサービスかを企業、健康保険組合、産婦人科医やNPO団体とディスカッションを重ねてまいりました。さらに、働く女性へのヒアリングやアンケートを実施し、実際に幾つかの企業でトライアルを進めてきました。その結果、リンケージの新サービスとして、女性向けプレゼンティーズム改善支援サービス「FEMCLE」を開発・提供するに至りました。FEMCLEは組織全体のヘルスリテラシーを高め、職場環境を改善し、必要な方が適正な医療機関にアクセスしていただくためのサービスであり、女性活躍推進の一助となるよう邁進していく所存です。


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