Linkage

2020.6.4

禁煙成功率87.6%!リンケージの法人向けオンライン禁煙プログラムを、個人向けに提供開始

完全オンラインでの診察、禁煙治療薬の配送で禁煙し、新型コロナ感染リスクの低減を目指す

株式会社リンケージ(本社:東京都中央区、代表取締役社長 生駒恭明)は、これまで取り組んできた約120健康保険組合(加入者総数約500万人)の法人向けオンライン健康支援サービスの中でも、禁煙達成率87.6%のオンライン禁煙プログラムについて6月より新たに個人向けに提供開始します(1)。
当社が提供するオンライン禁煙プログラムは、オンライン上で医師の診察を受け、自宅などに配送される禁煙治療薬を使用して禁煙を目指すプログラムであり、早期の禁煙実現により第2波も予想される新型コロナへの感染リスクを低減させることを提言していきます。

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月1,500件以上の実績を持つリンケージのオンライン禁煙プログラムを個人向けに提供

オンライン禁煙プログラムとは、オンライン上で医師の診察を受け、自宅などに配送される禁煙治療薬を使用して、禁煙を目指すプログラムです。日本初のICTを活用した禁煙治療として自由診療にて法人向けに提供しています。「オンライン禁煙プログラム」は、従来の禁煙外来の課題を解決できる、効果的な禁煙治療として健康保険組合や企業から選択されています。

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当社はオンライン禁煙プログラムの先駆者であり、現在では月1,500件以上の診療をサポートしており、日本最大級のオンライン禁煙プログラムに成長しています。これまでは法人向けのサービスとして提供をしてまいりましたが、今回の新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、喫煙によるリスクが想定されることから個人への提供を開始することにいたしました。個人への提供を通して、より多くの喫煙者の方が禁煙への一歩を踏み出していただけるよう貢献していきます。

・一般の方向け「オンライン禁煙サポートプログラム」
https://linkage-inc.co.jp/nosmoking/

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と喫煙について

当社では、喫煙に伴う新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の重症化リスクに関する最新知見についてレポート(監修はリンケージ取締役CMO(Chief Medical Officer)石澤哲郎医師が担当)を下記のとおり公開します。

・COVID-19と喫煙に関する最新の知見
2020年5月21日現在、緊急事態宣言に伴う外出自粛などを背景に、COVID-19の流行拡大は一旦収束しつつあります。しかし、経済活動が再開されると人の接触が増えて感染リスクが再度高まり、いずれ流行の第2波が来ることが懸念されています。COVID-19の完全収束には1〜2年程度かかると考える専門家が多く、まだ当分の間は楽観視できない状況が続きます。
一方、国内流行が始まった2020年3月下旬ごろから、「喫煙がCOVID-19の重症化リスクを高める」との報告が多数発表されました。中国以外のデータも集めた最新の大規模メタアナリシスでも、「喫煙はCOVID-19の危険因子であり、重症化リスクを約2倍に高める」という結果が出ています(ⅱ)。新型タバコや受動喫煙が肺炎の原因になることも知られており、全ての喫煙者に対して禁煙への取り組みが強く求められます(ⅲ)。

・「コロナうつ」と喫煙
また、COVID-19の流行が長期化するにつれ、いわゆる「コロナうつ」「コロナ疲れ」と言われるメンタル不調の問題が懸念されるようになってきました。一見、タバコを吸うことはストレス解消に役立つようにも思えますが、実際には喫煙者や受動喫煙の被害者は、メンタル不調のリスクが高まることが明らかになっています(ⅳ)。身体の健康だけではなく心を守るためにも禁煙対策を進めることが大切です。

・完全オンライン禁煙プログラムのメリット
保険診療で行われる一般的な禁煙外来では、5回(オンライン併用でも最低2回)の外来通院が必要になるため、COVID-19の感染リスクを考えて二の足を踏む人が少なくありません。一方で当社の完全オンライン禁煙プログラムは、通院の負担がなく気軽に禁煙治療を受けることができる上、通常の禁煙外来と同様に高い効果が期待できます(ⅴ)。2020年4月に施行された改正健康増進法や受動喫煙防止条例を受け、社会的にも喫煙を続けるのは難しい環境になりつつあります。すでに月1,500件以上の診療をサポートしている実績あるプログラムで、皆さんもタバコのない生活にチャレンジしてみてください。

【参考資料】

(ⅰ)リンケージ社実績データ統計よる4回の禁煙治療終了者 (治療開始後3ヶ月時点)の禁煙達成率 87.6%(N=1753、初回診察受診日が2018/1〜2019/12、治療終了1ヶ月後のアンケート回答者)
(ⅱ)Roengrudee P, Stanton AG. Smoking Is Associated With COVID-19 Progression: A Meta-analysis. Nicotine & Tobacco Research, ntaa082, https://doi.org/10.1093/ntr/ntaa082 Published: 11 May 2020.
(ⅲ)日本禁煙学会.「喫煙歴がCOVID-19肺炎の最大の重症化因子」[cited 2020 May 21]; Available from: URL
http://www.jstc.or.jp/modules/information/index.php?content_id=246
(ⅳ)Nakata, A, Takahashi M, Ikeda T, et al. Active and Passive Smoking and Depression Among Japanese Workers. Prev Med 46(5):451, 2008.
(ⅴ)石澤哲郎 他. 完全オンライン禁煙外来の有効性の検討. 第23回日本遠隔医療学会学術大会(2019年10月).


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